カーティク月はヴェーダ太陰暦の8月で、この月に有名なクリシュナのダモーダラ遊戯が行われたため、ダモーダラ月とも呼ばれています。
この月は非常に縁起の良い月で、毎晩、人々はクリシュナにギー・ランプを捧げ、寺院全体が灯されたランプで飾られるのです。
この月、献身者はクリシュナの子供の姿を愛情を込めて拝みます。
金細工が熱を帯びて輝くように、とても美しい人がギーランプで拝まれると、その美しさがますます引き立つのです。
こうして、献身者は毎日ダモーダラ月間を祝っているのです。
ステップ-1 スリラ・プラブパーダとダモーダラとヤショーダ・マイヤの写真を祭壇に置く
ステップ2 - ギー・ランプを用意する。ギーランプを用意するのが難しい場合は、オイルランプやろうそくを使ってもよい。
ステップ3 - シライラ・プラブパーダのアルティをすることから始め、次にチャイタニャ・マハプラブ、そしてダモーダラとマザー・ヤショーダのアルティをすることです。
このように、ランプを足もとの方を見て4回、お腹の方を見て2回、顔の方を見て3回、全身で7回回転させながらアーティを行います。
アルティの前に次のような祈りを歌い、主のダモーダル遊戯を思い出します。
Śrī Dāmodarāṣṭakaṁ
シュリー・ダーモーダラースタカム
作詞:サティヤヴラタ・ムニ
(1)
ナマーミーシュヴァラム サッチ アナンダ ルーパン
namāmīśvaraṁ sac-cid-ānanda-rūpaṁ
ラサッ クンダラン ゴクレ ブラージャマナン
lasat-kuṇḍalaṁ gokule bhrājamanam
ヤショダー ビヨルークラ ダーヴァマーナン
yaśodā-bhiyolūkhalād dhāvamānaṁ
パラームリシュタン アティヤンタト ドゥルティヤ ゴーピャー
parāmṛṣṭam atyantato drutya gopyā
(2)
ルダンタン ムフル ネトラ ユグマン ムリジャンタン
rudantaṁ muhur netra-yugmaṁ mṛjantam
カラーンボージャ ユグメナ サータンカ ネートラン
karāmbhoja-yugmena sātańka-netram
ムフ スヴァーサ カンパ トゥリレーカーンカ カンタ
muhuḥ śvāsa-kampa-trirekhāńka-kaṇṭha
スティタ グライヴァン ダーモーダラン バクティ バッダム
sthita-graivaṁ dāmodaraṁ bhakti-baddham
(3)
イティードゥリク スヴァ リーラービル アーナンダ クンデー
itīdṛk sva-līlābhir ānanda-kuṇḍe
スヴァ ゴーシャン ニマジャンタン アーキャーパヤンタン
sva-ghoṣaṁ nimajjantam ākhyāpayantam
タディーエーシタ グネーシュ バクテェイル ジタトヴァン
tadīyeṣita-jñeṣu bhaktair jitatvaṁ
プナ プレーマタス タン シャターヴリティ ヴァンデー
punaḥ prematas taṁ śatāvṛtti vande
(4)
ヴァラン デーヴァ モークシャン ナ モークシャーヴァディン ヴァー
varaṁ deva mokṣaṁ na mokṣāvadhiṁ vā
ナ チャニャン ヴリネー ハン ヴァレシャダピーハ
na canyaṁ vṛṇe ‘haṁ vareṣād apīha
イダン テー ヴァプル ナータ ゴパーラ バーラン
idaṁ te vapur nātha gopāla-bālaṁ
サダー メー マナスャー ヴラースターン キマーニェイ
sadā me manasy āvirāstāṁ kim anyaiḥ
(5)
イダン テー ムカーンボジャン アティヤンタ ニーレイ
idaṁ te mukhāmbhojam atyanta-nīlair
ヴリタン クンタレイ シュニグダ ラクタイシュ チャ ゴーピャー
vṛtaṁ kuntalaiḥ snigdha-raktaiś ca gopyā
ムフス チュンビタン ビンバ ラクターダラン メー
muhuś cumbitaṁ bimba-raktādharaṁ me
マナスャー ヴラースターン アラン ラクシャ ラーベイ
manasy āvirāstām alaṁ lakṣa-lābhaiḥ
(6)
ナモー デーヴァ ダーモダラーナンタ ヴィシュノー
namo deva dāmodarānanta viṣṇo
プラシーダ プラボー ドゥカ ジャーラーブディ マグナン
prasīda prabho duḥkha-jālābdhi-magnam
クリパー ドゥリシュティ ヴリシュテャーティ ディーナン バターヌ
kṛpā-dṛṣṭi-vṛṣṭyāti-dīnaṁ batānu
グリハーネーシャ マン アギュナン エーディ アクシ ドゥリシャ
gṛhāṇeṣa mām ajñam edhy akṣi-dṛśyaḥ
(7)
クヴェーラートゥマジャウ バッダ ムルテャイヴァ ヤドゥヴァ
kuverātmajau baddha-mūrtyaiva yadvat
トゥヴァヤー モーチタウ バクティ バージャウ クリタウ チャ
tvayā mocitau bhakti-bhājau kṛtau ca
タター プレーマ バクティン スヴァカーン メー プラヤッチャ
tathā prema-bhaktiṁ svakāṁ me prayaccha
ナ モークシェ グラホー メー スティ ダーモダレーハ
na mokṣe graho me ‘sti dāmodareha
(8)
ナマス テー ストゥ ダムネ スプラ ディプティ ダームネー
namas te ‘stu dāmne sphurad-dīpti-dhāmne
トゥヴァディーヨダラーヤートゥハ ヴィシュヴァシャ ダームネー
tvadīyodarāyātha viśvasya dhāmne
ナモー ラーディカーヤイ トゥヴァディーヤ プリヤーヤイ
namo rādhikāyai tvadīya-priyāyai
ナモー ナンタ リーラーヤ デーヴァヤ トゥビャン
namo ‘nanta-līlāya devāya tubhyam
Damodarastaka
(1)至福に満ちた知識という永遠の姿をもち、 きらめきゆれるイヤリング をつけた最高支配者。 ゴクーラに現れ、 ゴピーたちが物置に吊るしていたバターを盗み、 すぐに母ヤショダを恐がって逃げたけれども最後には捕まえられた。 その最高主シュリー・ダーモダラに、 私は謙遜の礼を捧げます。
(2)お母さんの仕置きの棒を見て主は泣き、その蓮華の手で何度も何度も目をこすった。 その目は恐れおののき、 息使いは荒く、 母ヤショダはそんな主のお腹を縛った。 恐がっている主の首にかかっている真珠のネックレスは揺れた。 自分の献身者の愛に縛られた最高主シュリー・ダーモダラに、 私は謙遜の礼を捧げます。
(3)主クリシュナの幼少時代の気高い娯楽は、 ゴクーラの人々を恍惚の海に沈めた。 ヴァイクンタにいるナーラーヤンという主の威厳ある様相だけに魅了されている献身者に、 主は言う。 「私は純粋な愛情奉仕に征服され、圧倒される」と。 最高主シュリー・ダーモダラに、 私は何度も何度も敬意をあらわします。
(4)おお主よ、 たとえあなたはあらゆる恩恵を与えることができても、 私はあなたから解放を授かりたいとも思いません。 ヴァイクンタでの永遠の命や、 その他のどんな恩恵であろうと欲しいとは思いません。 私のただひとつの祈りは、 心の中であなたの子どもの頃の娯楽をいつも覚えていられることです。 おお、 主よ。 私はあなたのパラマートマーの様相を知りたいとも思いません。 私はただひたすら、 あなたの子どもの頃の娯楽が心の中でいつまでも浮かんでいることを望みます。
(5)おお、 主よ。 カールした髪におおわれたあなたの黒っぽい蓮華のお顔の頬は、 母ヤショダのキスで、 ビンバフルーツのように紅くなりました。 私にはこれ以上、そのお顔のたとえようがありません。 何百万もの富も、私には何の価値もありません。 私の心の中に、 この視野がいつもとどまっていますように。
(6)おお、 無限なるヴィシュヌ。 おお、 主人。 おお、 主よ。 どうか私に慈悲深くあって下さい。 私は悲しみの海におぼれ、 死んだも同然のようになっています。 どうか慈悲の雨を私の上に降らせて下さい。 あなたの甘露のような視野で、 私を高め、 お守り下さい。
(7)おお、 主ダーモダラよ。 母ヤショダは小さなあなたを、 牛を引くひもで石うすに縛りました。そしてあなたは、 木になって立ち続けるよう呪われたクヴェラの子、 マニグリーヴァとナラクヴェラを救いました。 そして彼らを献身者とされました。 どうか私にも、 同じようにして下さい。 私はあなたの光輝の中での解放も望みません。
(8)おお、主よ。 全宇宙はあなたのお腹から誕生した主ブラフマーによって作られました。 そしてそのあなたのお腹が、 母ヤショダによって紐で縛られました。 その紐に、私は尊敬の礼をあらわします。 私はあなたの最も愛しい方、 シュリーマティ・ラーダー・ラーニーとあなたの無限の娯楽に、尊敬の礼を捧げます。
クリシュナのDamodar Astakamとその音楽の動画はこちらです。